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生活

睡眠不足が引き起こす悪影響について考える①

投稿日:2017年7月2日 更新日:

なぜ寝なければいけないのかということは
まだ解明されていませんが、
寝不足が人にとってどれほど悪影響を及ぼすのかは
研究によって明らかになっているようです。  

「睡眠不足はメタボの元」
その仕組みを早稲田大学と花王の研究グループが解明

睡眠時間が短くなると肥満のリスクが高まる仕組みを
早稲田大学と花王の研究グループが解明した、
というニュースが先日流れた。
睡眠とメタボの研究は各研究機関が取り組んでおり、
実証されているというのだ。
早稲田大学スポーツ科学学術院の内田直教授によれば、

「睡眠が減れば、エネルギー消費量は変わらないのに、
食欲を抑えるホルモンが減って空腹感が増すため、
食べる量が増え、体重も増える」

実はこうした睡眠とメタボとの関係は昨年暮れに、
筑波大学の研究チームからも発表されていた。
この研究チームによれば、
睡眠不足になると高カロリーの食品が欲しくなり、
これが肥満につながるという。
研究はマウスを使って行われ、
次のように発表された。

「睡眠不足の人は、
体重を増加させる嗜好性の高い食品を好んで食べ、
太りやすくなる傾向がある。
特にレム睡眠が不足すると体重が増加しやすいことが知られていたが、
睡眠との直接的な関係は不明だった」

この実験で、レム睡眠が減少すると、ショ糖や脂質など、
肥満につながる食品の過剰摂取が引き起こされる
メカニズムが解明されたというのだ。

また、アメリカのコロンビア大学の研究チームが行った疫学調査でも、
7~9時間の睡眠の人に比べ、
4時間以下の睡眠の人の肥満率が73%も高く、
5時間睡眠の人も50%高いことがわかったという。
さらに、同じくアメリカのスタンフォード大学の疫学調査でも、
「短時間睡眠の人は食欲亢進ホルモンのグレリンが増加して、
食欲抑制ホルモンのレプチンが減少する」のだとか。

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6時間以下の睡眠は徹夜するのと同じだった

睡眠時間が異なる参加者を集めて実験が行なわれました。
夜しっかり寝るグループ、数時間だけ寝るグループ、
そして一睡もしない徹夜グループ。
この3グループを比べた結果、
なんと数時間しか寝ないのは、
徹夜するのと変わらないということがわかりました。

ワシントン州立大学の研究チームによっておこなわれた睡眠の実験。
参加者にとっては簡単な実験ですよね。
寝て、アンケートに答えて、心理テストを受けるだけ。
でも、なかなかおもしろい結果が出ました。
2週間の間、毎日6時間しか寝なかった人と2日間徹夜をした人とでは
テスト結果が変わらなかったのです。
この研究結果はSleep紙に発表されています。

2週間に及ぶ実験には48人が参加し、
「8時間しっかり寝る人」、「4時間寝る人」、「6時間寝る人」
でグループ分けされました。
このほかに、3日間の実験で「徹夜をし続ける人」のグループを用意。
実験中、研究チームは参加者たちの反応時間、
脳波のパターンをはかり、
最後に彼らにはどんな気分かというアンケートに答えてもらいました。

その結果、睡眠時間が短かった人たちに一番影響が出ました。
研究チームによると、「6時間かそれ以下の睡眠時間を続けることで、
認識能力が2日間徹夜した人たちと同じレベルまで下がってしまう」
ということがわかりました。
人間の体は、毎日2時間睡眠が短くなることで、
2週間後には48時間起き続けているのと同じ状態になってしまうのです。

参加者のアンケートを見てみるともっと良くないことがわかります。
2週間の実験後、
毎日6時間の睡眠を取ったチームのテスト結果が
一番打撃を受けていました。
なぜかというと、被験者たちは自分たちの認知能力が
低下していることに気づいていなかったのです。
6時間以下の睡眠をしていた人たちは
自分たちが2日間徹夜し続けているのと同じような状態でありながら、
自分たちはテストでうまくやっていると思っていました。
睡眠不足は自分たちの気づかないうちに大きな影響を与えているんです。

そしてその悪い影響は一つだけではないようです。
Geneticsに発表された研究によると、
実験で、線虫にストレスを与えるために線虫を40度に加熱し、
その後VAV-1というタンパク質を作り出せた線虫は眠ることができて、
VAV-1を作り出せなかった線虫は眠ることができませんでした。

そして、眠れなかった線虫の方が
数日後に死んでしまいやすいことがわかりました。
研究者チームは、人間にもストレスがあった後に
そのような眠りを助けるタンパク質が作られているのではないか、
と考えているようです。
もしそのタンパク質があるとして、
それを出さないようにしてしまった場合、
実験の線虫のように、
私たちにも想像以上の深刻な事態が起こってしまうかもしれません。

「寝不足で甘い物」解明=脳の前頭前皮質が制御-筑波大

寝不足で甘い食べ物が欲しくなるのは、
脳の「前頭前皮質」と呼ばれる部分の働きによることが、
マウスの実験で分かった。
筑波大のミハエル・ラザルス准教授らが
10日までに英科学誌イーライフに発表した。
睡眠不足から肥満、生活習慣病に至る仕組みを解明し、
健康的な食生活を促進するのに役立つと期待される。

睡眠には寝入りばななどの深いノンレム睡眠と、
体は休んでいても脳が活動しているレム睡眠がある。
これまでの研究で、レム睡眠が不足すると、
食べ過ぎて太りやすくなる傾向があることが知られていた。
マウスのレム睡眠を妨げる実験を行ったところ、
砂糖の主成分であるショ糖や脂質の摂取量が増加した。
脳の前頭前皮質の活動を遺伝子操作などで抑制すると、
脂質の摂取量は増えたが、ショ糖は増えず、
糖分に対する欲求を担っていることが判明した。

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睡眠「6時間未満」が4割=「仕事」「家事」が妨げに
-厚労省調査

1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、
2003年の調査開始以降最多の約4割に達したことが14日、
厚生労働省が公表した15年国民健康・栄養調査で分かった。
睡眠時間が十分に取れない理由として、
男性は「仕事」「健康状態」、
女性は「家事」「仕事」を挙げている。

調査は毎年行われ、昨年は11月に実施。
無作為抽出した5327世帯のうち3507世帯から有効回答を得た。
1日の平均睡眠時間は男女とも6時間以上7時間未満が最も多かった。
6時間未満の人の割合は07年(28.4%)から増加傾向となり、
15年は39.5%だった。
 睡眠時間確保に必要なこととして、
男性は20~50代が「就労時間の短縮」を最も多く挙げた。
女性の最多回答は20代が「就寝前に携帯電話、メール、
ゲームに熱中しない」、
30代が「育児のサポート」、
40代が「家事のサポート」だった(「特にない」を除く)。
男女とも60代以上は「健康状態の改善」が最多だった。

寝不足だと食の快楽増す?

寝不足が食べ過ぎや肥満につながりやすいのは、
食べることの快楽をより強く感じる変化が脳内で起こるせいかも-。
そんな研究を米シカゴ大のチームが発表した。

20代の男女14人を睡眠不足の状態に置き、
血液中の成分の変化を調べたところ、
「2AG」と呼ばれる物質の血中濃度が通常より高い状態が持続、
空腹や食欲を強く感じた。
その後、間食を許すと、
十分眠ったときに比べ、脂肪の摂取量が2倍近くになった。

2AGは大麻と似た作用を持つ物質。
チームは、睡眠不足の結果、
食べることで得られる喜びや満足の度合いが増し、
不健康な食品の選択にもつながるのではないかと推定している。

母親20歳未満か、
40歳以上の子供は遅寝が顕著 
3歳の子、7%が寝不足 共働きも影響

3歳児の約30%が午後10時以降に就寝し、
約7%は睡眠時間が10時間未満の寝不足状態にあることが、
全国子供約10万人を対象にした環境省の大規模調査で分かった。
分析した山梨大によると、
共働き家庭が増えて親の帰宅時間が遅くなっていることも、
子供の遅寝が増えた一因とみられる。

調査は平成23年以降に生まれた子が対象。
睡眠状況について母親にアンケートし、
27年11月時点で集計した。
就寝時刻は午後10時以降とした子の割合は1歳で13%、
1歳6カ月で16%。3歳では29%に上った。

「他人事じゃない…」
介護殺人の加害者の半数は“不眠”という報道に、嘆きの声が続々

毎日新聞は7日、
2010年からの5年間に首都圏と近畿2府4県で起きた
介護殺人について調査したところ、
加害者の約半数が「深刻な寝不足」に陥っていたことが分かったと発表した。

調査した介護殺人44件のうち、35件(80%)について、
裁判所は「介護疲れ」が主因だと認定。

また、20件(45%)の事件の加害者は介護で深刻な寝不足に陥っており、
うち8件の加害者は精神鑑定で
「介護等で、事件当時うつ状態などにあった」と診断されたという。

睡眠不足が続くと起きる悪影響

睡眠のことを考えるときに役立つ1つの挑戦が、
1965年に17歳の高校生ランディ・ガードナーさんが行った、
11日(264時間12分)という最長不眠記録への挑戦です。
この挑戦はスタンフォード大学の
ウィリアム・デメント教授が立ち会ったことで、
ギネス認定の世界記録として認められていて、
現在は不眠記録の登録を受け付けていないことから、
越えることのできない記録でもあります。

ガードナーさんの挑戦の記録によると、
2日目には眠気と倦怠感が訪れて、
ものがぼやけて見えるようになり……
ものを立体的に捉える能力も鈍り、
距離感が取れなくなったそうです。

3日目になると気分の変化があり、
落ち込んだりイライラしたりするように。

さらに不眠が続くと記憶力や集中力が低下。
最後の方には幻覚が見えるように。

幸いにもガードナーさんは後遺症もなく健康でいられましたが、
睡眠不足は体調の悪化や病気の原因になりえるほか、
最悪のケースだと死を招くこともありえます。

睡眠不足は集中力、記憶力、気分、反応速度など、
いろいろなものに悪影響を与えます。

2014年には、サッカーのW杯を見続けるために
48時間起きていた人が亡くなるという事故も起きています。

睡眠時間が6時間未満の人は、
7~8時間寝ている人に比べて脳卒中のリスクが4.5倍に高まる
という研究結果もあります。

睡眠不足と太りやすさは比例する?
1時間短くなるごとに肥満指数が上昇するとの調査結果

高カロリー・高脂肪の食事に運動不足、というのが肥満の最大の要因だろう。

しかし、それだけではないようだ。
なんと、睡眠時間が短いと太りやすくなることが調査で明らかになった。

カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、
10代から大人までの3300人超のデータを分析した。
その結果、5年間という単位で見たときに、
睡眠時間が1時間短いと、
肥満指数(BMI)が2.1上昇することがわかった。

睡眠不足で日中眠くなるのはわかるとして、
なぜ太りやすくなるのか。
この点については、概日リズムが関係しているようだ。

概日リズム、
いわゆる体内時計には代謝などをコントロールする作用があるが、
睡眠が短くしかも夜型のリズムになると、
このコントロールが狂い、
肥満指数の上昇につながると考えられるとのこと。

今回の結果を逆に言えば、
早寝して十分な睡眠をとると、
健康的な体重を維持しやすくなるということになる。

別の研究では、
睡眠時間が短かかったり、不規則だったりすると、
うつなどの精神疾患を患いやすくなることも明らかになっている。

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